The Puritan
Nightrage
Imports
2015-05-05


1. The Puritan    
2. With a Blade of a Knife
3. Desperate Vows
4. Endless Night     
5. Foul Vile Life     
6. Stare into Infinity    
7. Lone Lake
8. Son of Sorrow    
9. When Gold Turns to Rust  
10.Fathomless
11.Kiss of a Sycophant


だいぶ記事をさぼってしまいました。。
ギリシャのメロディックデス6枚目です。
Amazonでは5月発売みたいですが大阪の輸入盤ショップに普通においてありました。
海外のサイトではJapaneseBonusTrackの情報もあるので、
ボーナストラック付きの国内盤も出るのかもしれません。

作品を重ねるごとにオールドスクールになっている気がするのは、
新世代メロデスが増えてきているのか、
メロデスというジャンル自体がオールドスクールなのか…

まあ間違いなく後者でしょうけど。

相変わらずメンバーチェンジを繰り返しており、
前作から引き続き居るのはBassのAnders Hammerだけで、
正式なドラムメンバーもいない状況で製作されたアルバムです。
これまででも最もMariosのソロアルバム要素が濃いと言えます。
しかし、路線は相も変わらず王道メロデス、この一言で、
Keyを使用せず、優美なメロディをふんだんに配置した超・正統派メロデスです。

来日公演にも同伴したVocalのRonnie Nymanも前任に遜色ないデスボイスで、
不満はありません(優れていると言う訳でもないですが…)
過去にEnemy Is Usで彼の声を聴いた時はデスメタルと言うよりも、
ハードコアに居そうな声(地声を混ぜてシャウトするタイプ)と思っていたのですが、
このアルバムでは完全に前任或いは
Tomas Lindbergに近づけたシャープな歌い方になっており、
完全にサウンドにマッチしていると思います。

個人的には凄く好きなバンド・路線なのですが、
過去アルバムに比べるとどうにも地味な感触があり、
リフ、アレンジ、ギターハーモニーの重ね方も極めてシンプルで、
作曲者がMariosただ一人なのも原因かと思いますが、
一聴しての印象は過去作を上回ることはありませんでした。

先行公開された11.Kiss of a Sycophant を聴いても同じ印象を抱いたのですが、
繰り返し聴いているうちに結構カッコいいなあと思ってきたので、
これぐらいの曲がアルバムにいっぱいあったらいいなあと思って購入したところ、
全体としては、この11.Kiss of a Sycophant が一番良いなあという印象で終わってしまいました。

バンドのファンあるいはメロデス好きは買っても損はしないと思いますが、
真新しいインパクトはあまりないアルバムです。
でもこの路線のバンド自体希少になってきているので、
ずっと続けて欲しいと切に願います。。。

ていうか去年にJesperとギター弾いてる動画があったので、
共作の曲でもあるのかと思っていましたが、
作曲のクレジットはMariosとGus G(1曲だけ)でした…
(バンドのサンクスリストに名前は載っていたので全く関係していない訳ではなさそうです)
まあ、Jesperはソロプロジェクトをやるらしいので、
そっちに期待しています。

なんか最後はNightrageの話とは関係なくなってしまいましたが、
また来日したら行きます。
是非とも今度こそJesperと一緒に来て下さい。
マジでお願いします。